花宇

花宇では代々、桜の開花調整を行ってきました。そのため冬~春は大忙し。あちらこちらから、「このときに合わせて桜を咲かせて欲しい!」と依頼が入ります。まさに現代のはなさかじいさんですね。桜の開花調整なんていう突拍子もないことを、2代目のときにやってのけたというのですから、花宇の代々の血筋は凄いものがあります。

子供の頃は興味がなかったとはいえ、西畠さんの豊かな発想力や行動力の原点が花宇にあるのは間違いなさそうです。

花宇の歴史

会社名  :  株式会社  花宇
代表  :  西畠 清順
住所  :  〒666-0012 兵庫県川西市絹延町3-10
電話  :  072-759-3765
FAX  :  072-759-4455
従業員数  :  20 名
設立  :  平成3年 3月15日
資本金  :  1,000万円
取引銀行  :  池田泉州銀行
事業内容  :  生花、植木、熱帯植物の生産、卸販売、植物事業コンサルティング

1868(明治元年)  初代 宇ノ助が花と植物の卸問屋「花宇」を設立創業
1920(大正9年)  2代目 徳松が事業を継承
1965(昭和40年)  3代目 宇ノ松が事業を継承
1980(昭和55年)  4代目 勲造が事業を継承
1991(平成3年)  3月15日 株式会社 花宇を設立
2012(平成24年)  1月、5代目 清順が花宇の事業に加え、東京事務所を設立、「そら植物園」の活動を開始

そら植物園

西畠さんが代表を務める会社で、「ひとの心に植物を植える」をスローガンにしています。

東京にある代々木VILLAGEも、西畠さんがプロデュースした庭です。世界中の様々な異なる性質の植物が一緒に植えてあったりする、他に例を見ない独創的な庭で注目を集めています。

つい先日はNHKの、TOKYO2020オリンピック キックオフパーティで、“FRIEND-SHIP”をテーマに、世界中の植物が同じ船に乗った航海のシーンを表現し好評を博しました。

またそら植物園では、4月1日に桜の木のもと青空入社式を行い、3名の新入社員が仲間に加わりました。フレッシュな仲間たちと共に、また想像も付かないような植物とのコラボレーションを見せてくれることでしょう。西畠さんの志を継ぐ若者がまた増えたことに、期待が膨らみます。

そら植物園のあゆみ

2012年始にスタートした”そら植物園”は、またたく間に世間の注目を浴びることになります。桜の花にメッセージを託した復興支援活動として日本全国47の各都道府県から大きな桜を集め、それらすべての桜を春より一足早くイベント当日に東京で咲かせてほしいという、ルミネ有楽町店と箭内道彦さんからの前代未聞のミッションを大成功させたのです。これは全国的なニュースとなりたくさんの感動の声を呼ぶこととなりました。それ以来、西宮ガーデンズでの5周年を記念すべく咲かせた大きな桜や、皇太子殿下も出席された国際眼科学会のオープニングで世界139カ国から集まったVIPの前で咲かせた巨大な桜、イオン幕張の春のキャンペーンで出現させた大きな桜の通り抜けなど、毎年、そら植物園が桜を咲かせるたびに ニュースになるようになりました。
植物を使ったイベントも盛んに依頼されるようになり、例えば百貨店全フロアを植物でジャックした福岡イムズでのイベントや、そごう西武全国二十数店舗の大きなウィンドウに清順が世界を旅して出会った植物の巨大なヴィジュアルを出現させ周囲を驚かせました。赤坂サカスでの親子むきのイベント”ママサカス”でプロデュースした天然芝生広場では植物でできた動物のオブジェが人気になり、3週間で40万人の方が訪れました。大阪のグランフロントで展開したシルクドソレイユ・オーヴォとコラボした展示企画や数々の植物の魅力を語るトークショーや講演も評判で、全国から多数の 依頼が寄せられています。販売企画ではさまざまなショップとコラボして、そら植物園がプロデュースする植物を販売するポップアップショップなどの販売イベントが常に盛況で、清順が参加するイベント時には毎回レジに列ができるほどです。ネット販売では、ほぼ日刊イトイ新聞とのコラボで作った砂漠のバラの栽培キットが販売 開始数秒で問い合わせが殺到し売り切れるという驚きの結果に話題を呼び、フェリシモとのグリーンドレスプロジェクトが現在注目されています。

アートの分野では、世界的アーティスト大竹伸郎さんの”女根”をはじめ、瀬戸内国際芸術祭関連のプロジェクト、代官山アートストリートでTOYOTAの新型車とのコラボ、そして日本を代表する陶芸家内田鋼一さんの展覧会では奇をてらった植物を提供するなどアートと植物と融合させることに成功し、大きな反響をよんでいます。また,行政機関からの緑化事業などの相談も多く、全国を飛びまわっています。東日本大震災復興支援活動では、被災地での講演活動や、岩沼市の桜並木づくり、また元首相の細川護煕さん、糸井重里さん、慶応義塾大学教授の岸由二さんと対談した企画”緑の丘につどいましょう”など、培ってきた植物の知識で役に立てる企画に参加しています。また、そら植物園の最大の強みである植物を使った庭園プロデュースや緑化計画、空間プロデュースでは、常にプロジェクトが目白押しで、旧小笠原伯爵邸の庭園改修や”二十四の瞳”の作家・壷井栄さんの生誕地を花畑に変えるプロジェクトなど、歴史的建造物や史跡でのプロジェクトにも携わる一方、民間のレストラン、ホテル、オフィス、マンション、公園、広場、保養所、墓地にいたるまでコンセプトに見合ったさまざまな庭園を次々とプロデュースしています。Sansanのオフィス緑化では日経ニューオフィス賞を受賞し、都内最大級のマンション・パークシティ大崎では植栽計画プロデュース・シンボルツリー調達・広告契約の三役を担うと、販売開始後たちまち完売し、その劇的な結果に大きな反響を呼んでいるなど、そら植物園が手がける緑化空間は常に話題に。また、そら植物園が現在もっとも力を入れているプロジェクトが緑多き街づくりです。

そら植物園事務所がある代々木ヴィレッジの庭では、ミスターチルドレンなどをプロデュースしている音楽プロデューサーの小林武史さんや、世界的インテリアデザイナーの片山正通さんと作った景観が、グッドデザイン賞もさることながら、未来の街づくりのモデルとして近年稀にみる評価を受けましたが、2015年春に六本木ヒルズ、東京ミッドタウン以上の東京に残された最大のプロジェクトと言われる大崎の再開発プロジェクトが完成するにあたり、その巨大プロジェクトの街の緑化に取り組んでいます。これは商業棟、オフィス棟、住宅棟、そして7つにカテゴライズしたガーデン(広場)、それらをつなぐ2つの幹線道路と交差点を含む巨大プロジェクトで、街全体の植栽のコンセプトワークから街路樹、樹の植え方まで監修しています。
そら植物園の動向は、各メディアからも注目され、情熱大陸をきっかけにさまざまなドキュメンタリー番組や、NHK・課外授業ようこそ先輩、日テレ・世界一受けたい授業、雑誌ではBRUTUSや文芸春秋など各雑誌がその活動を大きく特集し、注目を浴びています。執筆活動では2年に渡ったNHK出版”趣味の園芸”での連載、そして清順が自分の言葉で書いた 初のエッセイ”そらみみ植物園”が評判になり、現在複数の出版社との書籍の出版を進めています。
活動開始から2年が過ぎ、ますますそら植物園の活動は広がりをみせ、ひとの心に植物を植えるべく今日もその歩みを進めています。

そら植物園の農場・温室・畑・冷蔵室

たとえば、日本中の植物園・造園/植木屋・観葉植物農家・切り花生産・花市場を見尽くした植物の仕入れのプロが、”最後にここに来てよかった”と、言ってもらえるような場所としていられるように。
兵庫にある本社付近では、世界レベルの貴重植物、他社に追随をゆるさない圧倒的なスケールの植物、最高峰の目利きでそろえる伝統のいけばな花材など、世界中から集められた美しい植物達が常時生産管理されています。その規模は日本最大級で、世界数十カ国、3000種類以上であると言われています。自社で直接生産管理している面積は、8棟からなる温室計2640平米、5カ所にわかれた国内外の庭木・植木農場計11899平米、6カ所にわかれた花材畑計33718平米、そして長野県筑北村にある桜の委託畑は70000平米であり、延べ118257平米にもなります。これら世界中の植物に適したバックヤードが、過去1万数千種類の植物を世の中に送り出した実績を可能にしました。また、地下には7度と0度にわかれた冷蔵室があり、切り花のストックや開花調整を行っています。 数々の夢の様なプロジェクトに応える”そら植物園”の活動は、こうした背景があってこそ実現していると言えるでしょう。

そら植物園が生まれるまでの経緯と歴史

“そら植物園”の母体である植物の生産卸問屋”花宇”は、幕末の明治元年、西畠宇ノ介によって創業されました。
当初はリアカーを引いて花や野菜の苗などを仕入れに行き、それを持ち帰っては地元で売る、ということからはじまったといわれています。
二代目・徳松の時代になると当時非常に珍しかった温室を建設、桜などさまざまな花木を春より先に咲かせたり開花をコントロールする”開花調整”に世界で初めて成功します。当時は非常に革新的な技術であり、一世を風靡したそのノウハウはいまの時代も受け継がれることになります。
第二次世界大戦から帰ってきた三代目・宇之松は、おおらかな人柄で人々に愛され、いけばなの各流派へこだわった花材を提供することでその地位を築き、現在の四代目・勲造の時代には、国内のみならず海外からも珍しい植物も収集し、いけばなはもとより全国のフラワーアーティスト、空間デザイナーなど、植物を扱うさまざまなプロがその評判を聞きつけては植物素材の調達を依頼されるようになりました。
そして近年、五代目の清順は日本各国・世界全大陸を旅し、その仕事の範囲をどんどん広げています。現在、花宇が全国のプロから受ける発注件数は年間2000件にものぼります。また、数々の困難なミッションを成功させていくうちに、その噂は広がり、やがて植物業界以外の方々から、”こんなプロジェクトに参加してほしい” ”植物を使ったイベントを一緒に企画したい” ”トータルでプロデュースをお願いしたい案件がある”などといった、植物素材そのものの注文だけではなく、植物に関連したさまざまな相談も多数寄せられるようになりました。

清順は、毎日毎日夢中で植物を追いかけ育てているうちに、「花や木など植物を使って成す仕事はみな美しいが、その植物が飾られたり植えられるまでに一体どうやってそこにたどり着いたかなど、これからの時代、目に見えない根っこの部分をちゃんと伝えていくことが大切だ」と常日頃から思うようになりました。そんな想いから2012年、植物の魅力を広く伝えるための活動”そら植物園”プロジェクトをスタートさせます。そら植物園では、受け継いできた卸業に加え、植物素材そのものの提供だけでなく、いままで培ってきたノウハウを提供しています。さまざまな企画や案件にトータルで応える植物専門のコンサルティング業務を通じて、ひとりでも多くのひとに植物の本当の魅力を感じてもらえるようなきっかけをつくるべく活動しはじめたのです。

Instagram @seijun_nishihata

毎日の仕事の様子やプラントハンターで出会う景色などを、ほぼ毎日積極的に発信。一日に数回更新があることも。投稿数は既に2000を超え、フォロワー数は3万人を超えています(2019年4月現在)。

西畠さんの写真は、どれも植物が実際に目の前にあるかのような生命力と鮮やかさを感じます。フォロワーやコメントがワールドワイドなところが、いかにも西畠さんらしいです。

投稿を眺めているだけでも、日本中、世界中を旅している気分になれるので、ぜひ一度見てみてください。

 

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金屏風に、龍型のしだれモミジ。 できるだけ優しくてなおかつ凛としてる木を。お世話になってる大切なひとの晴れ舞台に。

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植物界の天才を待ち望む西畠さん

西畠さんが出現を待ち望んでいる、未来の天才。西畠さんは今、その天才のために下準備をしています。天才とは、知性や感性や、そんなものを全て持っている人。そして世界を変えられる人のことです。。植物を通してそれが実現出来たら素晴らしいですよね。

西畠さんの今までの様々な挑戦や、その結果。そして世界中からの評価を見ていると、西畠さんの言う『天才』の登場はそんなに先のことではないように思えます。

新しい時代が始まろうとしている今、ますます『プラントハンター』西畠清順さんから目が離せません!